※このブログは、ご縁つなぎのコピーライターたちばなみかんが【6年以上に渡り、氣づきのメッセージを毎日メルマガ発行すること】を通して、成長していく軌跡を綴った【スピリチュアル&自己啓発ブログ】です。
6年間に渡る【氣付きのメッセージ】は、あなたの人生に【安心】を招き、運勢をうなぎ上りさせると確信しています。
そして、このブログを総て見ていただければ、【継続して何かを続けると、人間はどのような成長を遂げていくのか?】を端的に知ることができますと思います。
【私のありのまま】を泥臭く記し続けました。
6年間もの間、メルマガ発行を継続して続けることによって、どのように【心的にも】【ライティングテクニック的にも】【魂的にも】成長していくのか?
どうぞお楽しみください。
2014年
NO、509「いのり」
***********************
【本当の祈り】№1739
修養団・元伊勢道場長、中山靖雄氏の心に響く言葉より…
母は82歳で脳梗塞になって倒れて以来、家で寝たきりの生活を送っていました。
しかし、私が講演に出かける時は必ず、「今日はどこに行くんだ?」と聞くのです。
「どこどこへ行く」と答えると「気をつけて行って来いよ」とこう言う。
私は「わかった。ありがとう」と答える。
しかし、そのあとには「何時から何時まで話すのか?」と聞くのです。
すると、つい自分の親だから言ってしまうのです。
「そんなの聞いてどうするん?」とか、「人のこと心配せんと、自分のこと心配しなさい」とか、どうも冷たい物言いになっ てしまう。
さらに、「寝たきりだから、みんなに好かれる老人にならなあかんよ」なんて言ってしまうのです。
それでも、何度も聞くものですから、私が「何時から何時までだよ」と講演時間を答えると、「みんなに喜んでもらえるように、しっかりがんばってこいよ」と言って、ベッドの上から見送るのでした。
そして、私は家を出てから後悔の思いでいっぱいになるのです。
もっと優しい言葉をかけてやれば良かったなぁって。
わかってはいても、つい、優しくできなかったりするのですね。
その母も90歳で亡くなりました。
お葬式を済ませたあとに、家内がふと、
「お父さん、心配してくださる方が一人減ってさみしいね」
と言うのです。
私は改めて母の言葉を思い出して、
「おふくろが毎回行き先を聞いてきたのはわかるけれども、なんで時間まで聞いたんだろうね」
と家内に言ったんです。
すると家内は、
「絶対お父さんに言わんで、ってお母さんは言っていたけど、時効だからもう話してもいいかな」
と、こんな話をしてくれました。
私の講演が始まる頃になると、母が家内を呼び、
「講演が始まる時間だから、悪いけどベッド半分起こして」
と言って、ベッドの前の神棚に向かって じーっと手を合わせて、拝むのです。
寝たきりですから、きちんとは座れないので、腰に枕と毛布を当ててなんとか座るようにして、じーっと手を合わせている。
「講演が終わる時間になったらまた来てね」と母が言うので、1時間半くらい経ってから家内が行くと、まだ母が同じような状態でじーっと祈っているのだそうです。
この話を聞いた時、私は、頭をガーンって殴られたような気がしました。
毎回講演に行って、今日もこんないい方々と、素晴らしい出会いをいただいて、自分ががんばっているという思いがどこかにあったのです。
私は母が祈ってくれていることを知らずに、そんな母の言葉を少し疎(うと)ましく思っていたのです。
『すべては今のためにあったこと』海竜社
(メルマガ「人の心に灯りを灯す」から引用。
http://bn.merumo.ne.jp/list/00564226
から登録できます。)
***********************
亡くなってしまった父は、自分の事をあまり多くは語らなかった。
でも、
一度だけ、
こう言ってくれたのを思い出しました。
「毎日、あんたら子供のこと、祈ってるよ」
って。
そんな父を、ぼくもまた、昔は何も知らずに疎ましく思ってたなぁ~。
目には見えないものやけど、
偉大な、偉大な、愛ですね。
ぼくも、
父のように、
大切な人を祈れる人でありたいなぁ~。
**********************************************
今日もありがとうございました!
※現在も継続して発行中!
最新号は、下記右フッターより登録★