「人を動かす」著、デール・カーネギー
https://amzn.to/3bbHf5m
この名著を一言で言うと、「自分より能力ある人を褒めの力で協力してもらいなさい」ということかと思います。
この方法のメリットは、すべての人間が持つ、承認欲求をくすぐるため、かなり効果的に協力関係を築きやすいです。
他にも、極端な場合、お金と同じぐらいの価値の対価になることがある、ということです。(等価交換の法則)
ただし、デメリットとしては、「褒めないと動かない」または「麻薬のように中毒になってしまう事例がある」ということです。
そう、褒めないと動けない人間を製造してしまう可能性があるということ。また、その穴から抜け出せない人を生み出していまうことがあるようです。
この「褒める」ということを全否定しているのが自己啓発の源流と言われるアドラーの教えが詰まった名著
「嫌われる勇気」著、岸見一郎
https://amzn.to/2WGPjpp
かと思います。
なんせ、これまでの自己啓発の常識を覆す「人を褒めるな」という教えがアドラーの教えの根幹だからです。
メリットは、「褒め」の穴に埋まららない、自分で一本立ちすることができる人間になる、ということです。
他人からガソリンを買ってエンジンを回すんじゃなく、自分でガソリンを注入して、自分でガソリンを回せる主体性を持つ人間になる可能性が高まることかと。
デメリットはかなりスキルと労力が必要で、勉強と試行錯誤がいるかと。
なぜなら、これまでの常識的な褒めの方が明らかに簡単だし、即効性があるからですね。
以上、この自己啓発の名著二冊を比較して考えてみました。
どちらが悪くて、どちらがいい、ということではなく、どちらも重要な教えで、時と場合によって使い分けることが必要かと思います。
個人的にはどうしてもとっさに褒めが出てしまいます。
(いや、褒めることは悪いことではなく、お互い氣持ちの良いコミュニケーションを生み出す大切なツールとは思っていますが)
その時々で使い分けれたらいいですね!
ちなみに補足情報2つあり!
●ポイント1
「嫌われる勇気」で人を褒めるな、というけど、じゃあどうしたいいの?というと、「感謝する」のが良いとのこと。
「ありがとう」と感謝する形で、褒めずに氣持ちの良いコミュニケーション、自燃できる人間・自分自身をを育てることができるかと。
●ポイント2
ある方によると、「人を動かす」は仕事向け、「嫌われる勇気」は家族向け、とおっしゃってる方がいました。
お志事の世界ではいろんな背景を持って、短期的なコミュニケーションも必要になる。
そういう場合は、「人を動かす」で紹介されてる褒めのコミュニケーションが大変有効かと。
逆に、家族のように長期的な付き合いができる、また自燃できる人間を育むという観点では、「嫌われる勇気」手法を基本にした方が良いとのこと。
これ、めっちゃなるほどと思いましたね。
以上!ぜひ、この二冊の教えを参考にしていただき、より素敵な人間関係、コミュニケーションを構築していただけると嬉しいです!!
=======
【今日のマインドセット】
(心の持ち方、意識の仕方)
人を動かす vs 嫌われる勇気。軍配は…?=その時々で使い分けが重要!
=======
ご意見、ご感想は
●LINE@(立花)
https://line.me/R/ti/p/%40kuy4815a
まで!!!