以前、 和歌山県で勤めていた場所に少しだけ舞い戻って来た。 2年勤めるはずが、末期ガンになった父の在宅介護を手伝うため、 1年10ヶ月で辞めることになった。
「ありがとうございました。」 「ありがとうございました。」 と、 お世話になった皆様にお礼回りをしていた時、 私の事情をよく知っているあるご婦人さんが 何も言わずに号泣して下さった。 「私がここからいなくなるから?」 「私の父の事を思った時に?」 「私の苦しみを理解してくれたから?」 厳密な理由は分からないけど、 そんな事はどうでもいい。 強がってニコニコ毅然に振る舞っていた当時の私は、 「私の苦しみを分かってくれてる。」と、 ご婦人の涙に、緊張していた心はほぐれ、 心の底から癒され、涙したあの瞬間、あの場面…。 一生、一生忘れられないあの体験。 数年ぶりに会ったご婦人さん。 何度会っても、 あの感動の瞬間がフラッシュバックして、心が震える。 「この人は、一生の恩人だ」 と、 このご縁を守り続けたいと願う氣持ちが自然と湧き上がって来るのは、 きっと彼女の 「Tバックのように食い込んで来る【高い共感力】」 の賜物なのだろう… ←表現が下世話でヤダー(笑) 堅く結ばれるご縁を作りたいなら、 相手を受け止める覚悟を腹に据え、 ツーっと涙流れる程、 共感すること、ですね★